2025.05.08
平均寿命より健康寿命を延ばす
こんにちは!
ブログ担当の杉村です。
こちらのブログでは、弊社の施工事例を基に私の感じた事や情報、日々の取り組みについてご紹介していきたいと思います。
今回は、「平均寿命より健康寿命を延ばす」を施工事例と共にご紹介できたらと思います。
「人生100年時代」と言われる今、日本人の平均寿命は年々伸びています。
2023年の厚生労働省の発表によると、男性は約81歳、女性は約87歳。しかしながら、「健康寿命」をご存知でしょうか?
健康寿命とは、介護を必要とせず、自立して生活できる期間のことです。実はこの健康寿命、平均寿命よりも男性で約9年、女性で約12年も短いのです。
この差を埋めるには、医療や運動だけでなく、「住まいの質」が大きな鍵を握っています。
私たちが大切にしていることは、「家を建てること」だけではなく、「そこに住むご家族が、健康で長く快適に暮らせること。」ももちろん大切にしています。
家の性能が健康を守る
たとえば冬のヒートショックです。
冬場、暖かいリビングから寒い脱衣所や浴室へ移動した際に急激な温度差が生じ、心臓や血管に大きな負担がかかります。
過去のブログでもご紹介をしていますが、これが原因で亡くなる方は年間で1万人以上とも言われており、交通事故よりも多いのです。
このようなリスクを減らすためには、断熱性能の高い家が必要となってきます!
家全体を魔法瓶のように包み込み、部屋ごとの温度差をなくす。これにより、身体への負担が減り、高齢者だけでなく子どもにもやさしい住環境が実現できます。
さらに、断熱性の高い住宅は冷暖房効率が良く、光熱費も抑えられます。健康にもお財布にもやさしいといえます。
〈事例〉
↑ 性能向上リノベーションで賞を受賞した「片吹丘陵の家」。リノベーションによって、断熱性能を高め1日中、1年中快適な住まいとなります
↑ 同物件の洗面脱衣所。水回りの断熱性能を高めることでヒートショック防止にも繋がります
空気の質も大事なポイント
家の中の空気が汚れていたり、湿気が多かったりすると、アレルギーやぜんそく、カビによる体調不良の原因にもなります。
計画的な24時間換気システムや調湿性能のある自然素材を採用し、室内環境を一年中快適に保ちます。
空気の流れを適切に整え、温度ムラの少ない快適な空間をつくることが大事になってきます。
天然木は調湿性能の高い素材で、漆喰や珪藻土も調質効果により室内の湿度を一定に保ち快適な空間となります。
〈事例〉
↑ 逗子の高い丘上に建つ一邸です。無垢材に囲まれた生活をご希望とされていたため、床材は無垢のチーク材を採用し落ち着きのある空間にしました。
〈事例〉
↑ 横浜市金沢区に建つ新築の一邸。断熱・気密・空調計画により階段は吹き抜けにし、2階も自然光がたっぷり入るフリースペースを設けています。自然光を多く活用するため、軒の長さの計画もしっかりと行っています。
バリアフリーと生活動線の工夫
健康寿命を延ばすうえで、「自立して暮らせる住まい」であることも大切です。年齢を重ねるにつれて、ちょっとした段差や階段の上り下りが負担になります。そこで、最初からバリアフリー設計を取り入れ、将来の変化にも対応できる間取りをおすすめしています。
また、トイレや浴室、寝室などの生活動線をコンパクトにまとめることで、無理のない移動が可能となり、介護が必要になった場合も安心です。
〈事例〉
↑ リノベーションにより寒い部屋をなんとかしたいとのご要望から性能向上リノベーションがスタートされました。
また、2階建てではありますが将来のことを考えて主寝室は1階に変更し、1階で完結できるようにしてあります。
将来を考えた家づくり
性能の高い家はコストがかかるように感じるかもしれません。しかし、医療費や光熱費、将来の介護リスクを考えると、長い目で見れば大きなメリットになります。
何より、「健康で自分らしい生活を送れる期間が長いこと」こそが、人生の豊かさに繋がるかと思います。
今回は、「平均寿命より健康寿命を延ばす」を事例と共にご紹介しました。
快適さ…は人それぞれかと思います。自分らしい・過ごしやすい快適な家づくりに少しでも参考になりましたら幸いです♪
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