2025.05.16
パッシブデザインとは?
【アートテラスホーム×パッシブデザイン】
―私たちがつくるのは、快適で省エネで家族と家計と自然にやさしい家―
「パッシブデザイン」という言葉を聞いたことがあるかたは、多くなってきているのではないでしょうか?
環境により表現が変化するパッシブデザインの実現には、確かな知識と技術が必要です。
パッシブデザインについての説明・アートテラスホームでの取り組みを含めてご紹介していきます。
パッシブデザインとは?
エアコンや機械設備にできるだけ頼らず、太陽の光や熱、風といった自然のエネルギーを活かして、快適な住まいを実現する設計手法です。
パッシブとは、「受け身」という意味ですが、ここでは「自然の力を受け入れる・利用する」といったニュアンスで使われています。つまり、人工的なエネルギーを“足す”のではなく、自然の力を「活かす」のがパッシブデザインの考え方となっています。
湘南エリアでのパッシブデザイン
都市と郊外で差はありますが、湘南は建物の密集地が多く、太陽の光や風を上手く取り込むために、立体的な建物形状にするなどの工夫が必要なエリアです。また、湘南は全国的に比較して日射の多いエリアであるため、そのエネルギーを有効活用しないのはもったいない。湘南はパッシブデザインに向いたエリアだと言えます。
例えば、湘南エリアの辻堂エリアの日射量の特徴をみてみます。
【辻堂】
◆冬季(12月~2月):辻堂では晴天の日が多く、日中の太陽光を有効に活用できます。
◆春季(3月~5月):日射量が増加し、5月にピークを迎える傾向があります。
◆夏季(6月~8月):梅雨の影響で6月はやや減少しますが、7月と8月は再び高い日射量となります。
◆秋季(9月~11月):徐々に日射量が減少しますが、比較的安定しています。
この結果を、関西地方+東北地方と比較をすると、辻堂エリアの冬季日射量が多い結果になります。
参考:NEDO「日射量データベース閲覧システム」
パッシブデザインの5つの基本要素
1.断熱
外の暑さ・寒さが室内に伝わりにくいよう、壁・床・天井に高性能な断熱材を使用します。冬は暖かさを逃がさず、夏は外の熱気を遮ることで、室内の温度を快適に保ちます。
気密性能は実測でしか測ることはできません。アートテラスホームでは、グループ会社「株式会社メッセン」が気密・断熱測定を行います。そのため、大切な家の実数値を確認していただけます。
2.夏の日射遮蔽
夏の強い日差しを遮るため、軒(のき)や庇(ひさし)をうまく設計して、室内が暑くなりすぎるのを防ぎます。
3.冬の日射取得
窓の配置や大きさを工夫して、日中は照明をつけなくても明るく過ごせるようにします。南向きの大きな窓や吹き抜けのある設計が多く見られます。
4.自然風の利用
風の通り道を考え、室内に心地よい風が流れるように窓の位置や開き方を工夫します。夏はエアコンなしでも涼しく感じられることも。
5.昼光の利用
冬は日差しをしっかりと室内に取り込むことで、太陽の熱で室内をあたためます。大きな南向きの窓から日差しを取り込むのがポイントです。
パッシブデザインのメリット
・省エネ、エコ:冷暖房に頼らずに済むので光熱費を削減できます。
・快適性が高い:家の中で温度差が少なく、ヒートショックのリスクも低減します。
・健康的な住まい:湿気やカビの発生が抑えられ、空気が澄んだ環境に。
・長く住むほどお得:初期コストが少し高くても、ランニングコストで元が取れることも。
では、どんな家がパッシブデザインの家?
「四季を感じながら、年中快適に暮らせる家」です。
例えば、
・夏は庇(ひさし)で日差しを遮り、風が抜けて涼しい
・冬は太陽の光で室内がほんのり暖かくなる
・昼間は照明をつけなくても自然光だけで明るい
・エアコンにあまり頼らず、光熱費も抑えられる
といった暮らしが実現されます。
また、自然素材を取り入れることで、見た目にも温かみのあるデザインになることが多いのも特徴です!
今回は、パッシブデザインについて弊社の取り組みと共にご紹介しました。
詳しい内容や施工事例は弊社HPに掲載されていますので、ご興味のある方は是非ご一読ください♪
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