2025.06.30
昔と違う今に合う自然素材の家
こんにちは!
ブログ担当の杉村です。
こちらのブログでは、弊社の施工事例を基に私の感じた事や情報、日々の取り組みについてご紹介していきたいと思います。
今回は、【昔と違う今に合う自然素材の家】を事例と共にご紹介できたらと思います。
暑く・長くなった夏。今こそ自然素材の家づくりを
最近、「夏が長くなった」「昔より夜が暑くて眠れない」と感じる方が増えています。
その感覚、実は統計データでも裏付けられている事実です。
たとえば、横浜市の気象データを見てみると、1970年代と比べて気温は大きく上昇しています。
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■ 横浜市の気温はここまで上がっています
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6月の平均気温
1970年代:21.0℃ → 直近5年平均(2019-2023):23.1℃(+2.1℃上昇)
真夏日(30℃以上)の日数:1日 → 8日(2023年) -
7月の平均気温
1970年代:25.3℃ → 直近:27.7℃(+2.4℃上昇)
真夏日:6日 → 20日(2023年) -
8月の平均気温
1970年代:26.9℃ → 29.1℃(+2.2℃上昇)
猛暑日(35℃以上):0日 → 7日(2023年)
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さらに夜間の暑さ=熱帯夜も増加。
1970年代には年間平均7日だったのが、2023年はなんと36日。夜でも最低気温25℃以上の日が1ヶ月以上続いています。
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そして「秋の訪れ」も変化しています。
9月の平均気温は26.1℃(1970年代比+2.6℃)、10月も1.7℃ほど高くなっており、10月下旬まで夏日が続くようになりました。
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■ なぜ今、「自然素材」の家づくりなのか
このように気候が大きく変わった今、私たちの住まいのあり方も変える必要があります。
その答えのひとつが、「自然素材を活かした家づくり」です。
「湿度と空気を整える“呼吸する家”」
無垢材や漆喰、珪藻土といった自然素材は、空気中の湿気を吸ったり吐いたりする調湿機能があります。
これにより、外が蒸し暑くても、室内はカラッとした快適な空間に。
また、有害な化学物質を含まず、家族の健康にもやさしい空気環境を実現します。
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「エアコン頼りにならない暮らし」
外の温度が高くても、自然素材と断熱性の高い構造を組み合わせることで、室内の温度変化を最小限に抑えます。
エアコンの使用時間を減らせば、電気代の削減や省エネにも貢献できます。
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「 時間と共に美しくなる素材」
合板やクロスとは異なり、自然素材は経年変化によって味わいが深まる素材です。
暮らしの時間とともに表情が変わり、住む人の「愛着」が育つ家になります。
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■ 未来を見据えた「気候に負けない住まい」とは
かつては「窓を開ければ夜は涼しい」「夏は扇風機で十分」という時代がありました。
しかし今は、エアコンなしでは過ごしにくい長い夏と残暑の時代。
それでも、自然の力をうまく取り入れた家であれば、心地よく・無理なく・健康的に過ごすことができます。
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たとえば:
・太陽の動きを読み取って軒や庇を設計
・南からの日差しを最大限に活かす窓配置
・風の流れを活かした通風計画
・木材や漆喰による蓄熱・断熱性の高い室内環境
こうした工夫により、「夏涼しく冬暖かい家」が実現します。
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■ 工務店として私たちができること
地域の気候特性にあった自然素材の活用をはじめ、土地や敷地条件に合わせた最適な設計プランを提案しています。
・断熱・気密性に優れた構造設計
・暮らしやすさを重視した間取り提案
・建築後も安心のメンテナンス対応
・実際の気候データに基づいた素材選び
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■ まとめ|暑さに負けない、自然と調和した暮らしへ
気候が変わった今、暮らしも変える必要があります。
自然素材の家づくりは、家族の健康を守り、環境にもやさしい選択肢です。
横浜の気候データが示す通り、夏は長く・夜は暑く・秋は遅くなっています。
そんな時代だからこそ、「自然とともに生きる家」が求められているのです。
弊社では、現場見学会では構造部分・完成見学会では夏の涼しさ&冬の暖かさを体感していただけるイベントも開催しております!
ぜひ、ご興味のある方はイベントのご来場お待ちしております。
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